移動平均線とは?テクニカル分析②
バイナリーオプションは一見シンプルな2択か思いきや、エントリーするタイミングを見つけないと意外と勝てません。
ではどうやってそのタイミングを掴むかというと『テクニカル分析』を使うこと。
別記事でテクニカル分析についてご紹介しましたが、テクニカル分析といっても様々なものがあります。
今回は、テクニカル分析の基本と言える「移動平均線」について、初心者にもわかりやすいようにご紹介したいと思います。
移動平均線とは?
移動平均線とは、ある期間の終値の平均をつなぎ合わせて線にした指標です。
少し言い換えると、当日から遡ったある一定期間の終値の平均値をプロットしてラインにしたテクニカル分析指標です。
この移動平均線では、どの期間で平均を取るかで見ることのできる情報が変わってきます。
例えば、5日おきに線を見るなら「5日移動平均線」25日おきに見るなら「25日移動平均線」と様々です。
これらの線のなかで、日数が短いものを「短期移動平均線」、長いものを「長期移動平均線」といいます。
では、価格を平均にして何がわかるかというと、相場の強さやトレンドがわかるといわれています。
- 移動平均線とは、ある期間の終値の平均をつなぎ合わせた線
- 移動平均線をみることで、相場の強さやトレンドがわかる
移動平均線の種類
単純移動平均線
単純移動平均線(SMA)は、ある期間の終値を平均化したチャートです。
5日であれば、5日分の終値を合計し、5で割った値が移動平均の値になります。
最も一般的な移動平均線になります。
特段断り書きがなければ、移動平均線は単純移動平均線をさしています。
加重移動平均線
加重移動平均線(WMA)は、直近の価格に重み付けをして平均化したチャートです。
単純移動平均線と比べて、直近の値にバイアスがかかり敏感に反応します。
修正移動平均線
修正移動平均線(MMA)は、ある期間の終値を平均化する際に過去の修正移動平均の値を含めて平均化を行います。
ですので、5日であれば、過去4日分は前回の修正移動平均値を用い(4倍する)、直近1日分を足し込んで5で割った値が修正移動平均線の値になります。
特徴としては、過去の修正移動平均線を用い続けるので、単純移動平均線に比べてなめらかなプロットになります。
また、意味合いとしては過去全期間のトレンドを含んだチャートになります。
指数平滑移動平均線
指数平滑移動平均線(EMA)は、修正移動平均線と同様の計算を行いますが、違う点は直近1日分に重み付けをする点です。
イメージとしては、修正移動平均線より直近の値に敏感になりますが、加重移動平均線よりは敏感ではありません。