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FUNDINNO(ファンディーノ)の評判は?メリット・デメリットや口コミをご紹介!
日本初の株式型クラウドファンディングサービスとしてリリースされた「FUNDINNO(ファンディーノ)」。
未上場企業に少額から投資し、株主として応援できる仕組みで注目を集めています。今後は、未上場企業における資金調達の主流となっていくことでしょう。
今回は、FUNDINNOの仕組みやメリット・デメリット、評判までを徹底解説します。
ファンディーノの特徴・仕組み
ファンディーノ(FUNDINNO)は、累計成約件数71件、累計応募金額24億円(2019年11月時点)を超える株式投資型クラウドファンディングサービスです。1口10万円前後の小口から、IPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することが可能です。
応募企業については、個人投資家保護の観点から、詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいています。審査過程は、公認会計士・弁護士・税理士等有識者を中心としたチームで行い、また、審査会議においては多数決ではなく、審査員全員一致でなければ通過することができないという厳しい審査を行っています。
非上場株式への投資ということでハイリスクではありますが、IPOやバイアウトを目指す成長性の高い企業に小口から投資をすることができるため、ハイリターンを目指したい方や、共感できる企業や面白そうな企業を応援してみたいという方におすすめのサービスです。
運営会社 | 株式会社日本クラウドキャピタル(第一種少額電子募集取扱業者、関東財務局長(金商)第2957号) |
サービス開始 | 2017/4 |
加入協会 | 日本証券業協会 |
投資最低額 | 1口10万円前後から(案件によって異なる) |
投資家の負担する手数料 | ほぼ無料(口座入金手数料のみ必要) |
エンジェル税制による節税 | 可能(※適応されない場合もある) |
新株予約権での資金調達 | 可能 |
起業家から見るFUNDINNOのメリットとは?
もし、あなたが資金調達を行いたい起業家なら、FUNDINNOを利用するメリットはたくさんあります。
実際にFUNDINNOを利用して、多額の資金調達に成功している企業も多いです。
起業家がFUNDINNOを利用するメリットとして、次の3点が考えられます。
- 企業価値を確かめることができる!
- 企業の信頼度を上げることができる!
- FUNDINNOとビジョンを共有、創造できる!
- 新株予約権でも資金調達が可能!
順番に見ていきましょう!
また、資金調達を成功させた企業例も2つ紹介致します。
メリット1. 企業価値を確かめることができる!
FUNDINNOには、企業価値を確かめられるというメリットがあります。
上記は、案件と案件に投資した投資家の数を表しています。
つまり「投資家の数が多い=多くの人から期待されている=企業価値が高い」ということです。
このように、企業価値を確かめられるのがFUNDINNOの醍醐味と言えるでしょう。
メリット2. 企業の信頼度を上げることができる!
中小企業こそ「融資を受けて事業を拡大し、一気に成長したい!」と考えているのにも関わらず、社会的信用がないために融資を受けられず、成長できないという悪循環があるもの。
しかし、FUNDINNOを利用すれば、将来有望なのに「社会的信用が低い」と思われがちな中小企業でも資金調達を行うことができます。
多くの投資家をファンにして資金調達に成功すれば、多くの投資家から資金調達を行った企業として社会的信用も上がります。
社会的信用が上がれば、銀行からの融資も受けられるようになります。
このような好循環を作り出せるのがFUNDINNOの魅力です。
企業も投資家も銀行も、そして経済成長をすれば当然国も喜びます。
メリット3. FUNDINNOとビジョンを共有、創造できる!
FUNDINNOでは企業それぞれに担当者がつき、企業と共に歩む姿勢を取っています。
「一緒に事業を大きくして行く!」まさにビジョンを共有し、共に創造しているのです。
メリット4. 新株予約権でも資金調達が可能!
ファンディーノでは、新株予約権の発行でも資金調達が可能です。
通常は株式を投資家に買ってもらう形で資金調達を行いますが、その場合株主が多くなりすぎるという懸念点もあります。
そこで株式の代わりに新株予約権を発行して行う資金調達の方法もあります。
新株予約権とは、投資が持つ権利のことで、資金調達を行う会社に対して行使することにより当該発行会社の株式の交付を受けることができる権利のことです。
将来、投資先企業に4つのシナリオ(IPO、M&A、解散、存続)が実現したときに、株式が交付され、金銭を投資家に分配します。
ファンディーノの新株予約権は「ファンディーノ型新株予約権」と定義され、EXITの際の優先順位が投資家になっている点がポイントです。
FUNDINNO(ファンディーノ)のデメリット
メリットに続いてはFUNDINNOのデメリットや注意点を見ていきます。
デメリット1:ハイリスク・ハイリターン
一番のデメリットはハイリスク・ハイリターンという部分です。
上記でも紹介した通り、投資した企業が無事イグジット(上場やM&A)できれば大きな利益を得ることができます。
しかし倒産や上手くイグジットできなかった場合、投資した金額が返ってこない可能性もあるんです。
最悪のケースは倒産だと思いますが、こうなってしまったら投資金が全額返ってこない可能性は非常に高いです。
デメリット2:流動性が非常に低い
また、流動性の低さも注意が必要。
未公開株式になりますので、市場で売却することはできません。
お金が必要になったとしても、上場株式のように売却してすぐに現金化することは不可能です。
FUNDINNO(ファンディーノ)の評判
累計成約金額や件数などの実績は業界トップ
FUNDINNOは、累計成約金額や件数などの実績は業界トップです。(2018年8月24日時点)
2017年4月1日~2018年8月24日の募集実績は、累計成約件数が38件、累計成約額は約14億円となっています。※1
未上場企業への投資は、上場企業に比べてリスクが高くなるだけに、累計成約金額や件数などの実績は確認しておきたいポイントです。
IPOやM&Aとなった企業は未だにない
未上場企業への投資は、IPOやM&Aによるリターンが期待できるのがメリットの一つです。
しかし、FUNDINNOのサービスが開始されてから、まだ1年半程度ということもあり、目標募集金額に達成した未上場企業の中で、IPOやM&Aとなった企業は未だにありません。(2018年8月時点)
2019年以降は各社が計画通り事業を進めていれば、IPOやM&Aといった実績も出てくるでしょう。
投資家審査が通過しづらい
未上場企業への投資はリスクが高いため、初心者向けの投資ではありません。
そのため、FUNDINNOの投資家登録には条件があり、投資家審査が通過しづらい特徴があります。
FUNDINNOの取引約款には、投資家登録できない条件として、以下のような内容が記載されています。(一部、2018年8月時点)
- 1年以上の有価証券の売買等の経験がない方
- 金融資産を300万円以上保有されていない方
- 満20歳未満の方及び満80歳以上の方
- 投資資金の性格が借入金の方
上記のように、FUNDINNOは一定の投資経験や保有資産を求められるため、比較的難易度の高い投資だと言えるでしょう。
まとめ
日本初の株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」について解説しました。
FUNDINNOは、今後のベンチャー企業や中小企業の資金調達の1つの形となるでしょう。
未公開株はリスクこそありますが、将来的には大きなリターンも期待できます。
エンジェル税制の対象企業へ投資を行えば、節税対策にもなります。
エンジェル投資を行いたい方や、ベンチャー企業を応援したい方にはとってもオススメのサービスです。